おにぎりは素手で握ると美味しくなる件について
おにぎりは素手で握るのが、一番。
いやいや、べたつくし、食中毒などの衛生面から見てもラップ等を使うべきだ。
こんな論争が日本の家庭で繰り広げられている(?)と思います。
考え方は人それぞれであるためどちらが正しいかを論ずるつもりはありません。
今回はおにぎりを「素手で」握ることについて考えてみたいと思います。
おにぎりを素手で握ると美味しくなるのか。
私はおにぎりが大好きです。
「白米を握る」という単純な行為なのに、なぜ美味しさが変わるのだろう。
と子どもの頃から思っていました。
ずっと塩が加わっているからだろうと思っていたら、それ以外にも美味しさの秘訣があったようです。
素手で握ると美味しくなる理由
世の中で言われていることを調べてみたり、自分なりに考えてみました。
ラップを介さないため上手に握れる。
このように解説しているものもありました。
確かに、ラップをしているとラップの影響で握りにくかったり、ラップを小さく出してしまった時には、おにぎりを包み込めなかったりなどの失敗もでてきますよね。
おにぎりの美味しさのポイントの一つは、ふわっとした柔らかさだと思います。
柔らかく握るためには、手の感覚が重要です。
握りにくい中で握ろうとするとどうしても力が入ります。そして余分な力は、おにぎりを硬くしてしまうでしょう。
その点を考えると、熱いという問題を除けば、素手の方が握りやすく、美味しく作れるのかもしれませんね。
手にいる常在菌が美味しくする。
おにぎりの効用は腸に常在菌を取り込むこと。という方までいるくらいです。
東京医科歯科大学の名誉教授、藤田絋一郎氏著書『手を洗いすぎてはいけない』の中には、
「大事なのは、そのおにぎりが素手でにぎられていること。手を怪我しているなら別ですが、衛生に配慮してビニール手袋やラップでにぎられたおにぎりに発酵食品の価値はありません」
というコメントまであります。
おにぎりを発酵食品として捉えているようです。
自分の常在菌がお米の美味しさをより際立たせてくれると言えるのではないでしょうか。
手のエネルギーが加わる。
これは勝手な持論です。(笑)
しかし、手には「伝える力」があると思っています。
それは温度であったり、思いであったり・・・。
その手から伝わるエネルギーを込められたおにぎりは、きっと美味しくなるはずです。
自分でも試してみましたが、愛情やまごころを込めて握ると、なんとなく美味しいんですよね。(笑)
以前、発酵のワークショップに参加した時に、塩を手のひらに取り、揉んでみる。というワークがありました。
講師の方曰く、揉むことで自分の常在菌と混ざり合い、塩が甘くなるのだとか。
実際に塩を揉んでみると、参加者から「おー!甘い!」という歓声が沸き起こっていました。
それだけでも変化が出るようです。ぜひ皆さんも試してみてはいかがでしょうか?
ちなみに私は、塩を揉んでも甘く感じず、さらに塩の感じが強くなった印象がありました。
人それぞれ反応や感じ方が違うのかもしれませんね。

インテリPCメガネPT 林 祐介

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