インフル発症を10分の1に抑制!?みんなも毎日しているあの習慣を見直そう!
こんにちは。ささやん(@sasataaaaa)です。
インフルエンザもピークを過ぎたようですが、まだまだ油断は禁物!
ワクチンは効果が出るまで2週間ほどかかり、その効果は1ヶ月後がピーク。そして5か月くらいまで緩やかに効果は低下しながらも持続するとのこと。
つまり、11月頃に予防接種をした人はこの時期にもなると徐々に効果が薄れてくる頃。
とはいえ、先日の記事(予防接種は意味がない??医療従事者が考えるインフルエンザの予防法!)でも紹介したように、インフルエンザワクチン自体には感染を完全に予防する効果はありません(発症、重症化を抑える効果はあります)
こちらの記事でも紹介したように、鼻クソほじる前には手を洗う!目をこする前に手を洗う!手づかみする前に手を洗う!というのを徹底できれば、感染はかなり抑えることができるのではないかと思います。

鼻クソほじる前には手洗いへ!
そして、今日はそれ以外の予防方法をお伝えします・・
その方法はなんとインフルエンザ発症を10分の1にも抑えるという話も・・・!?
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口腔ケアでインフル予防!
歯科医師会の調査で、介護施設で歯科衛生士が高齢者に対しブラッシングや舌磨きの指導を実施したとこ ろ、通常の歯磨きをしていた施設に比べてインフルエンザ発症率が10分の1に激減することが示されたといいます。
これは65歳以上のデイケアに通う在宅療養高齢者を口腔ケア群(平均年齢81.0±8.0歳 98名)とコントロール群(平均年齢83.5±6.3歳 92名)に分けて、インフルエンザの流行する冬季6か月間の発症者を追跡した研究。
その結果、インフルエンザの発症者は口腔ケア群1.0%(1/98名)は、コントロール群9.8%(9/92名)と比べ、インフルエンザの発症者が1/10であったと言います。(口腔ケアによる細菌性酵素活性の減少とインフルエンザ感染予防)
つまり、インフルエンザの予防には口腔ケアが効果的という可能性があるということです!
なぜ口腔ケア?
なぜ口腔ケアがインフルエンザの発症を予防するのでしょうか?
その理由としては、インフルエンザウイルスの増殖メカニズムが関係しています。
少し専門的な話になりますが、口腔内細菌はプロテアーゼやノイラミニダーゼという酵素を産生します。この酵素は口腔や咽頭の粘膜を覆っている保護層を破壊し、粘膜細胞がもっているインフルエンザウイルスなどに対するレセプターを露出させます。そのため口腔ケアが悪いとウイルスの粘膜細胞への吸着を高めると考えられています。

ウイルス自体は体内に侵入しただけでは発症しない。酵素による反応が発症を引き起こす
またノイラミニダーゼは増殖したウイルスが細胞の外に出るのを助けて、ウィルスの細胞から細胞への感染を助長すると考えられています。
これらのことから、口腔ケアによって口腔内を清潔に保っておくことは口腔内のプロテアーゼなどを産生する菌を減少させ、インフルエンザウイルスの活性化を阻止することで感染を予防する効果が期待できるということです。
ちなみにタミフル やリレンザなどの抗インフルエンザ薬は、ノイラミニダーゼの働きを妨げるという薬なんだとか!
正しい歯の磨き方
最後になりましたが、ここでは正しい歯の磨き方をお伝えします!
と言いたいところですが、そこはやはりライオンさんのHPがめちゃくちゃ詳しく書いてあるので、そちらをご参照いただければと思います!
僕自身は昨年末から近所の予防歯科に力を入れている歯科で歯磨きを徹底的に指導されたので、この冬はかなり歯磨きに力を入れています!(磨く力はソフトですよ♡)
そのおかげかは分かりませんが、この冬はインフルエンザはおろか、風邪もひかずに元気に過ごせています!
皆さんも是非、まだまだインフルエンザの怖い季節ですので歯磨きなど日々の口腔ケアには力を入れていきましょう!!

発酵系PT ささやん

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